がんばれば、幸せになれるよ

著者(編集者):山崎敏子
出版社:小学館文庫

3,4度と病気の再発、治療と闘った若干9歳の直也君。人としての成長は年齢ではない、幾つもの壁を乗り越えのみ人は成長出来る。いくら年をとっても一向に成長出来ない人、一方9歳でも死を目の前にして幾度と困難な壁を乗り越えた人では、器が違う。家族と過ごした短い時間だが、絆が違う。発する言葉が物語る。

先生から後半日と言われた直也君は「直はね、今死ねないだよ。お母さんの心の準備が出来ていないから」といって2週間も頑張りぬいた。その間、お母さんに直也君が伝えてメモってもらったこと、「人に頼まない、自分でやる。一度言ったらなんかも同じことを聞かない。勇気が大事。人のことも考える。いきなり怒らないで口でまずやさしく説明する。人の話は目を見て聞く、、」。これらが、悟った9歳の発言。

そして、亡くなる3日前「なおは力は弱いけど心は強い。体が強くても、心が弱いのは駄目だ。なお、体はこんなだけど、病気には勝っているからね。」

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